技術コラム
富山県内の制御盤製作なら制御盤・電装ボックス 板金設計 製作.com

富山県内をはじめ北陸エリアにおいて、工作機械や産業設備の制御盤、あるいは特注の電装ボックスが必要になった際、「既存の規格品ではサイズが合わない」「図面がない古い筐体を更新したい」と頭を悩ませる設計・保全担当者様は少なくありません。
特に、北陸特有の湿気や塩害対策が必要な現場や、ライン停止に伴う急ぎの製作・交換が必要な場面では、地元のネットワークを活かしたスピードと柔軟性が求められます。
本記事では、制御盤・電装ボックスの基礎知識から、富山県内で依頼先を選ぶ際に失敗しないためのポイント、そして制御盤・電装ボックス 板金設計 製作.comが選ばれ続ける理由について解説します。
制御盤とは?
制御盤とは、工場の機械や身近な建物の設備などを、電気の力で思い通りに動かすための装置です。
その中には、制御に必要な様々な電気機器がボックス内に収められており、システム全体をコントロールする重要な役割を担います。
制御盤は、機械をただ動かすだけでなく、操作・監視・保護という複数の重要な仕事をこなしています。
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制御盤の主な役割
制御盤は、機械をただ動かすだけでなく、操作・監視・保護という複数の重要な仕事をこなしています。
① 自動制御
PLC(シーケンサ)と呼ばれる小型のコンピューターを司令塔として、あらかじめ組まれたプログラム通りに機械や設備を自動で動かします。これが制御盤の最も中心的な役割です。
② 手動操作
盤の表面にあるスイッチやボタンを使い、作業者が機械を起動・停止させたり、緊急時に手動で操作したりする役割を担います。
③ 状態監視
パイロットランプの点灯や、タッチパネルの表示などを通じて、機械が正常に動いているか、異常が発生していないかを作業者にリアルタイムで知らせます。
④ 安全保護
ブレーカーなどを用いて、過剰な電流(過電流)や漏電を検知した際に、瞬時に電気を遮断します。これにより、高価な機械や作業者を電気的なトラブルから守ります。
これらの多岐にわたる機能を安定して発揮させるためには、内部の精密な機器をホコリや水分、衝撃から守る堅牢な「器」が必要不可欠です。
その重要な役割を一手に担っているのが、次の節でご説明する「制御盤ボックス」になります。
>>制御盤についての詳細はこちら
制御盤ボックスの基本的な役割とは?
「制御盤ボックス」とは、制御盤内部にある配電機器や制御機器などを安全に収納するための専用の箱のことで、「筐体」「キャビネット」「エンクロージャー」などとも呼ばれています。
最も重要な役割は、内部の精密な機器を衝撃や粉塵、水分といった様々な外部環境から守るという重要な役割を担っています。
①物理的な保護:衝撃や振動から内部機器を守ります。
②環境的な保護:工場内の粉塵や湿気、油分、屋外の雨風などから機器の故障や劣化を防ぎます。
③安全性の確保:作業者が高電圧部分に触れて感電するのを防ぎ、万が一のトラブルが外部に影響を及ぼさないようにします。
最適な制御盤ボックスの選び方
最適な制御盤ボックスを選ぶためには、「材質」「サイズ」「使用環境」の3つの要素を総合的に検討することが重要です。
ポイント① 材質
制御盤ボックスの性能やコストを大きく左右するのが「材質」です。
制御盤ボックスの素材選びでは、単に価格だけで判断するのではなく、使用環境に合わせてコストと耐久性のバランスを考慮し、最適なものを選択することが重要です。
主に以下の3種類が使用されます。

■スチール【SPCC(冷間圧延鋼板)SPHC(熱間圧延鋼板)など】
最も一般的で広く使用されている材質です。安価で加工しやすく、耐久性があるのが最大のメリットです。耐腐食性が低くさびやすいため、表面に塗装を施すことで、防錆性を高めて使用されます。屋内での使用や、コストパフォーマンスを重視する場合に最適です。
■ステンレス(SUS304,SUS430)
スチールに比べて錆びにくく、鋼板にした際の強度も高いのが特徴です。耐食性・耐久性に優れていることから、薬品や油がかかる工場、湿度の高い食品工場、屋外や海が近い沿岸部など、厳しい環境下での使用に適しています。
衛生的であるため、ハイジェニック用やクリーンルーム、医療現場でも採用されています。SUS304は耐腐食性が高いですが、SUS430に比べて高価です。
■アルミ(A5052P,A1100P)
鉄やステンレスに比べて非常に軽量なのが特長です。小さな盤を制作する場合や、軽量化が求められる場合に適しています。耐久性に優れておらず、曲がりやすいため大型のボックス製作には向きません。また、アルミ板は放熱性、耐腐食性にも優れている。
ポイント② サイズ
制御盤ボックスのサイズを考える際は、収納する機器がすべて収まる寸法を指定することはもちろん、将来のメンテナンスや増設まで考慮して決める必要があります。
■内寸と外寸の考え方
寸法を指定する際は、箱全体の大きさである外寸と、実際に機器を設置できるスペースである有効内寸を区別する必要があります。収納する機器の合計サイズだけでなく、機器同士の間隔や配線スペースを考慮して、余裕のある内寸を確保することが重要です。
■機器配置のコツ
PLCや電源、端子台など、内部機器の配置は、メンテナンスのしやすさや熱対策に大きく影響します。熱を持つ機器は上部に配置し、吸排気口を設けるなど、空気の流れを考慮したレイアウトが求められます。
ポイント③ 設置場所(環境)
制御盤ボックスをどこに設置するのかに合わせてボックスの構造を考える必要があります。
■屋内設置の場合
直射日光や雨風の影響は少ないものの、工場によってはオイルミストやちりが多いため、環境に応じた素材選び、防塵対策、場合によっては冷却装置の設置が求められます。
■屋外設置の場合
雨水やちりの侵入を防ぐため、パッキンによる防水や、ボックスの穴をシリコンでシーリングする対策が不可欠です。
これらの防水・防塵性能は「IP保護等級」という国際規格で示されます。
ポイント④ IP保護等級
「IP〇△」のように2つの数字で表され、
・〇(第一特性):人体や固形物の侵入に対する保護等級(0~6)
・△(第二特性):水の浸入に対する保護等級(0~8)
を示します。数字が大きいほど保護性能は高くなります。
例えば、
IP43・・・屋外の一般的な環境(雨がかかる程度)
IP55・・・粉塵が多く、ジェット水流がかかるような工場内環境
IP67・・・粉塵の侵入が完全に防がれ、一時的に水中に沈めても影響がないレベル
このように、設置する場所の環境に合わせて適切なIP等級を選定することが、トラブルを防ぐうえで重要です。

制御盤・電装ボックス 板金設計製作.comが行う、制御盤製作の特徴
❶ 富山県内・北陸エリアでの迅速な対応
地域に根差した体制により、お見積り回答から製作、納品までスピーディーに対応いたします。富山県内の工場であれば、現場への直接訪問による採寸や打ち合わせも柔軟に行い、短納期のご要望にお応えします。
❷ 一品一様の制御盤を製作
電子データはもちろん、手書きの図面やポンチ絵からでも、製品を製造するための盤の構造設計および図面展開をいたします。当社には、扉やヒンジの最適な設計や、大型の盤でも精度を出す板金設計特有のノウハウがございます。お客様ごとに仕様が異なる一品一様の盤製作に、柔軟に対応します。
❸ 設計・板金製作・塗装・組立まで「一貫対応」可能
お客様のあらゆるご要望にお応えできるよう、当社では幅広い加工に対応可能な設備と技術を保有しております。図面の作成から加工、表面処理(塗装・各種めっき)、組み立てまで一貫して対応し、完成品としてお客様にお届けいたします。また、創業以来培ってきたネットワークを活かし、信頼できる協力会社と連携することで、お客様のご希望通りの仕様で製品を納品可能です。
制御盤・電装ボックス 板金設計製作.comの製作実績をご紹介

① 変電所設備 高圧盤
この高圧盤は、お客様のイメージ図を基に、溶接や塗装に特殊なノウハウが必要な狭い間隔のルーバーを自社で設計・製作した点が最大の特徴です。さらに、屋根は凹みを防ぐために斜めに設計し、耐候性の高い塗装を施しています。内部には、トランスなどの重量物を設置するため、アングル材による頑丈なフレーム構造を採用しました。
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② 消雪設備 ステンレス制御盤
この制御盤は、屋外に設置される消雪設備向けとして、防水性を確保するための扉まわりの折り返し構造と、メーター・スイッチを取り付ける内扉付きの二重構造が特徴です。大型盤のため、溶接による歪みを抑える内部補強を施し、さらにコーキング処理によって防水性を高めています。設計から溶接、塗装、組立まで一貫対応した事例です。
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制御盤・電装ボックス 板金設計 製作.comは、規格外の制御盤・電装ボックスを板金設計で実現いたします。
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このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当社にご相談ください。
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